メディカルダイエットの診療案内ページです。※当治療は自費診療となります。

【お知らせ】2023年8月現在、日本におけるマンジャロの供給が制限されているため、ハイパープランの提供を制限しています。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

メディカルダイエットの紹介動画です。コチラを視聴すれば、メディカルダイエットの概要がわかります。

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糖尿病の治療中の方など、メディカルダイエットを提供できない方がございます。事前に確認をお願いします。詳細はコチラ

メディカルダイエットとは

食欲抑制作用のあるGLP-1受容体作動薬を使用した新しいダイエット治療です。ダイエットの基本である食事療法を強力にサポートします。

GLP-1とは

GLP-1(Glucagon-like peptide-1)は、食後に血糖値が上がったときに小腸から分泌されるホルモンです。体内ではGLP-1は分解酵素によって分解されてしまいますが、GLP-1のアミノ酸配列を改変して分解されにくい構造になり、長い作用時間を実現した薬剤がGLP-1アナログ(受容体作動薬)です。

GLP-1受容体作動薬の作用

GLP-1受動体作動薬は、日本では糖尿病の治療薬として承認を得ていますが、海外では肥満症の治療としても承認されており、ダイエット領域では以下の作用が期待されています。

  • 満腹中枢に作用して食欲を抑える
  • 胃の蠕動運動を抑える(過食の防止)
  • 褐色脂肪細胞に作用し熱産生向上

これらの作用により食事療法を強力にサポートします。

ダイエットのサポートに最適な薬です。

メディカルダイエット取扱医薬品のご紹介

当院のメディカルダイエットでは複数の医薬品をご準備しております。このうち、メディカルダイエットの中心となる薬剤がリベルサス、マンジャロです。これらのどちらか1剤に加えて、右側のメディカルダイエット薬を併用し、相乗効果を狙います

経口GLP-1受容体作動薬 リベルサス

従来GLP-1 の補充療法は注射薬しか選択肢がありませんでした。そんな中、2021年に発売されたリベルサスはGLP-1受動体作動薬の経口投与を世界で初めて可能にした薬です。

胃の粘膜から吸収が可能に

GLP-1はホルモンであるため、通常は胃酸で容易に分解されてしまいます。研究開発の結果、吸収促進剤であるSNAC(サルカプロザートナトリウム)300mgを含有することで、胃でのタンパク質分解酵素からセマグルチドを保護し、胃粘膜における吸収を促進して、経口投与が実現しました。リベルサスの開発で注射が苦手な方でもメディカルダイエットを始めやすくなり、間口が広がりました。

経口薬の登場で治療を勧めやすくなりました。

リベルサスの作用

食欲抑制作用でダイエットを強力にサポートします。

実際の使用感覚

食欲抑制作用によって、以下のような感想が聞かれます。

  • 空腹が気にならなくなる
  • 少量の食事量で満足するようになる
  • 間食をしなくなった
  • 飲酒量が減った

辛い食事制限をせずとも自然とセーブできるようになり、体重減少へ繋がります。

効果に応じて食事量を減らさなければ意味がありません!

※これらの使用感は個人差があり、効果を保証するものではありません。

リベルサスの体重減少作用

研究上のデータでは、用量にもよりますが、2 – 4kgの体重減少が期待できます。しかし実際のところ、メディカルダイエット治療者は開始時のモチベーションが高い方も多く、薬効以上の体重減少の結果を出していることが多い印象です。

リベルサスの用法用量について

リベルサスは1日1回1錠を起床時に服用します。

リベルサスには3mg・7mg・14mgの3つの用量があり、用量が大きいほど作用が大きい特徴(用量依存性)があります。最小用量から開始し濃度を徐々に高めていきます。基本的な方針として「開始用量の3mgで開始し、副作用がないことを確認して7mgに増量」します。7mgでも効果が不十分な場合に14mgに増量します。

最初から7mg、14mgは使用しません。

リベルサスの主な副作用

胃腸の動きを抑制する作用がありますので、お腹が張る感じ、胃のムカムカ、嘔気を生じることがあります。また他には頭痛や便秘があります。血中濃度が安定すれば、これらの副作用は感じにくくなります。

肥満が強い人は吐き気が出にくい傾向

元々肥満が強い人は、レプチンという食欲抑制ホルモンが効きにくく、満腹を感じにくい体質にあります。その影響かリベルサスの作用の出方は肥満度が強い方ほど出にくく、副作用の頻度も少ない傾向にあります。逆に言えば、肥満がそこまで強くない人は7mgの少ない用量でも効果を十分に実感し、むしろ吐き気等の副作用に注意が必要です。

副作用のリスクの大小を考慮しながら、フォローしますのでご安心ください。

リベルサスについては以上となります。

リベルサス(GLP-1受容体作動薬)について、詳しくはこちらを参照ください。

GIP/GLP-1受容体作動薬マンジャロ

GIPを配合した強力な注射製剤マンジャロの紹介です。2023年4月に発売されたばかりの新しい薬で、強固な肥満(BMI 30以上)がある人にオススメで、BMI 23未満の人には使用を推奨しません。

オートインジェクション(自動注入機能)で初めての人でも注射可能

マンジャロ(一般名: チルゼパチド)はアテオスというデバイスで、3STEPで初めての方でも簡単に注射いただけます。

マンジャロの作用・副作用

作用・副作用はリベルサスと同様とお考えください。しかし、マンジャロは、GIPを含有するGIP/GLP-1配合剤で、リベルサスよりも強力な作用がありますので、副作用の可能性も高くなります。

マンジャロ用法用量について

マンジャロは週1回皮下注します。

マンジャロは2.5mg、5mg、7.5mg,10mgと2.5mg間隔で規格が存在します。こちらも用量が大きいほど作用が大きい特徴(用量依存性)があります。最小用量から開始し濃度を徐々に高めていきます。マンジャロは強力な作用がありますので、導入用量の2.5mgでも十分効果が出現する可能性があります。5mg以上に増量する場合は、必ず忍容性を確認してからになります。

5mg以上は慎重に増量します。

リベルサスとの作用の比較(個人的な感想)

院長個人の感想でございますが、リベルサス 7mgよりも、ややマンジャロ2.5mgの方が食欲抑制作用を強く感じました。

(※個人の感想です)

薬剤同士を比較した試験はございませんが、やはりマンジャロ の作用は相当強いので、使用する人は肥満がある方に限定したほうが良いと考えます。

マンジャロの体重減少作用

研究上のデータでは、5mgで7kgの体重減少がデータとしてあります。下から2番目の5mgの用量で既にリベルサス 14mgよりも体重の変化が大きいことがわかります。

リベルサスとマンジャロどちらが良いのか

簡単な比較表を作成しました。リベルサスは経口薬、マンジャロは注射薬であることが大きな違いです。背景や使用感が異なるため、どちらが良いかは個人差がありますが、一つ指標になるのは肥満度(BMI)です。リベルサスは軽度から中等度肥満(BMI 25〜35)、マンジャロは中等度から高度肥満(BMI 30〜40)の人が適していると考えます。

その他のメディカルダイエット薬

リベルサス、マンジャロが中心となる薬ですが、2ヶ月目以降は右側の薬剤を追加して相乗効果を狙います。

ここではごく簡単にご紹介いたします。

オルリスタット 脂質吸収抑制薬

スーグラ SGLT2阻害薬

メトホルミン

肥満症漢方

料金・プランについて

当治療は保険が適応されない、自費診療となります。つきましては、診察料、検査料、薬剤料など10割負担となり、費用負担は大きくなりますことをご了承ください。当院では、患者さんに無理に高額なプランをお勧めすることは一切ございません。当院は明朗会計で財布にもやさしい医療を心がけております。表示されている価格はすべて税込価格ですので、安心して治療をご検討ください。

選べるプランは3つ

肥満度や治療意欲、ご予算に応じて柔軟に対応できるよう3つのプランをご用意しております。

ミニマムプランはリベルサスのみ

ミニマムプランは、リベルサスのみを使用するプランです。数kgのダイエットまたは体重維持を目的とするかたにおすすめのプランです。リベルサスの用量によって、月額費用が変動します。3mg30日分9,900円から、14mgは30日分で42,000円になります。

スタンダードプランは内服薬全て

スタンダードプランは、リベルサスを含め全ての内服薬が使用できるプランです。コスパよく効果を出したい方におすすめで、目標体重まで5kg以上あるひとが対象です。月額費用は薬剤の量が増えても定額です。治療期間によって変動し、35,000円からご利用できます。

ハイパープランはマンジャロを使用する方

ハイパープランは、内服薬に加え、注射製剤のマンジャロを使用できるプランです、強固な肥満があり、目標体重まで10kg以上ある方が対象です。月額費用は薬剤の量が増えても定額です。治療期間によって変動し、6万円からご利用できます。

初回処方例

ミニマムプランの処方例

リベルサスは3mgで開始し、7mgへ増量が基本

リベルサスは開始用量の3mgから開始し、維持用量の7mg、強化用量の14mgがあります。リベルサスは服用してすぐに効果が安定するものではなく、一定期間服用を適切に続け、濃度を安定させる必要があります。リベルサスは10日程度で定常状態になると考えられるので、当院のメディカルダイエットでは10日間 3mgを服用後、副作用等なければ7mg に増量いただくことを基本としています。

3mgで体を慣らして、7mgへ

スタンダードプランの処方例

リベルサスに加えて、オルリスタットもしくは肥満症漢方を併用します。

血中への吸収や相互作用を考慮し、初月はこの組み合わせに限定しています。

ハイパープランの処方例

マンジャロは週1本なので、1ヶ月分として4本お渡しします。

プラン別の治療効果のイメージ

身長163cm、体重72kg、BMI 27の女性がメディカルダイエットを行った場合のイメージです。体重の変化を見込むには数ヶ月は必要ですので、メディカルダイエットでは3ヶ月から6ヶ月(最長12ヶ月)かけて目標体重を目指します。

その他の費用

診察料は頂いておりません(※1)が、治療開始前に血液検査が必須となります。別途、血液検査料が発生しますのでご了承ください。

※1診察室に入り、医師から説明を受け治療を開始されなかった場合は診察料3,000円が発生します。

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