メディカルダイエットの診療案内ページです。※当治療は自費診療となります。

【お知らせ】マンジャロは対面診療限定です。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

メディカルダイエットの概要を説明した動画です。

 

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糖尿病の治療中の方など、メディカルダイエットを提供できない方がございます。事前に確認をお願いします。詳細はコチラ

ダイエット成功している人多数出ています。ダイエット実績をまとめました。こちらを参照ください。

メディカルダイエットとは

食欲抑制作用のあるGLP-1受容体作動薬を使用した新しいダイエット治療です。ダイエットの基本である食事療法を強力にサポートします。

GLP-1とは

GLP-1(Glucagon-like peptide-1)は、食後に血糖値が上がったときに小腸から分泌されるホルモンです。体内ではGLP-1は分解酵素によって分解されてしまいますが、GLP-1のアミノ酸配列を改変して分解されにくい構造になり、長い作用時間を実現した薬剤がGLP-1アナログ(受容体作動薬)です。

GLP-1受容体作動薬の作用

GLP-1受動体作動薬は、日本では糖尿病の治療薬として承認を得ていますが、海外では肥満症の治療としても承認されており、ダイエット領域では以下の作用が期待されています。

  • 満腹中枢に作用して食欲を抑える
  • 胃の蠕動運動を抑える(過食の防止)
  • 褐色脂肪細胞に作用し熱産生向上

これらの作用により食事療法を強力にサポートします。

ダイエットのサポートに最適な薬です。

リベルサス・マンジャロの紹介

メディカルダイエットの中心となる薬剤がリベルサス、マンジャロです。ダイエット成功の鍵である「食事療法」を強力にサポートします。

経口GLP-1受容体作動薬 リベルサス

通常、GLP-1は胃酸で容易に分解されてしまうため、従来GLP-1 の補充療法は注射薬しか選択肢がありませんでした。そんな中、2021年に発売されたリベルサスはGLP-1受動体作動薬の経口投与を世界で初めて可能にした薬です。吸収促進剤であるSNAC(サルカプロザートナトリウム)300mgを含有することで、胃でのタンパク質分解酵素からセマグルチドを保護し、胃粘膜における吸収を促進して、経口投与が実現しました。

リベルサスの使用感

食欲抑制作用、胃腸の動きを抑える作用によって、以下のような感想が聞かれます。

  1. 空腹が気にならなくなる
  2. 少食になった
  3. 飲酒量が減った
  4. 間食しなくても平気になった

辛い食事制限をせずとも自然とセーブできるようになり、体重減少へ繋がります。

※これらの使用感は個人差があり、効果を保証するものではありません。

リベルサスの体重減少作用データ

研究上のデータでは、用量にもよりますが、2 – 4kgの体重減少が期待できます。しかし実際のところ、メディカルダイエット治療者は開始時のモチベーションが高い方も多く、薬効以上の体重減少の結果を出していることが多いです。

実際の患者データ

リベルサスを使用している患者さんのデータの一部をご紹介します。

リベルサスと他剤併用によるメディカルダイエットも

リベルサスで食欲を抑制し、カロリーをセーブした上で、他のメディカルダイエットを併用し相乗効果を狙うことも可能となります。この方の例では、リベルサスにオルリスタット、スーグラ、メトホルミン、防已黄耆湯を併用し5ヶ月で11.3kgの体重減少に成功し、BMIも25未満を達成し脱肥満に成功しました。

他のメディカルダイエット薬にはオルリスタット(脂肪吸収抑制)、スーグラ(尿から糖質カット)、メトホルミン(糖質の便中排泄)などがあります。詳しくは後述しますので、気になる方は最後まで御覧ください。

リベルサスの用法用量について

リベルサスは1日1回1錠を起床時に服用します。

リベルサスには3mg・7mg・14mgの3つの用量があり、用量が大きいほど作用が大きい特徴(用量依存性)があります。最小用量から開始し濃度を徐々に高めていきます。基本的な方針として「開始用量の3mgで開始し、副作用がないことを確認して7mgに増量」します。7mgでも効果が不十分な場合に14mgに増量します。

最初から7mg、14mgは使用しません。

リベルサスの主な副作用

胃腸の動きを抑制する作用がありますので、お腹が張る感じ、胃のムカムカ、嘔気を生じることがあります。また他には頭痛や便秘があります。血中濃度が安定すれば、これらの副作用は感じにくくなります。

肥満が強い人は吐き気が出にくい傾向

元々肥満が強い人は、レプチンという食欲抑制ホルモンが効きにくく、満腹を感じにくい体質にあります。その影響かリベルサスの作用の出方は肥満度が強い方ほど出にくく、副作用の頻度も少ない傾向にあります。逆に言えば、肥満がそこまで強くない人は7mgの少ない用量でも効果を十分に実感し、むしろ吐き気等の副作用に注意が必要です。

副作用のリスクの大小を考慮しながら、フォローしますのでご安心ください。

リベルサスについては以上となります。

リベルサス(GLP-1受容体作動薬)について、詳しくはこちらを参照ください。

GIP/GLP-1受容体作動薬マンジャロ

GIPを配合した強力な注射製剤マンジャロの紹介です。2023年4月に発売されたばかりの新しい薬で、強固な肥満(BMI 30以上)がある人にオススメで、BMI 23未満の人には使用を推奨しません。

 

オートインジェクション(自動注入機能)で初めての人でも注射可能

マンジャロ(一般名: チルゼパチド)はアテオスというデバイスで、3STEPで初めての方でも簡単に注射いただけます。

マンジャロの作用・副作用

作用・副作用はリベルサスと同様とお考えください。しかし、マンジャロは、GIPを含有するGIP/GLP-1配合剤で、リベルサスよりも強力な作用がありますので、副作用の可能性も高くなります。

(再掲載)胃腸の動きを抑制する作用がありますので、お腹が張る感じ、胃のムカムカ、嘔気を生じることがあります。また他には頭痛や便秘があります。血中濃度が安定すれば、これらの副作用は感じにくくなります。

マンジャロ用法用量について

マンジャロは週1回皮下注します。

マンジャロは2.5mg、5mg、7.5mg,10mgと2.5mg間隔で規格が存在します。こちらも用量が大きいほど作用が大きい特徴(用量依存性)があります。最小用量から開始し濃度を徐々に高めていきます。マンジャロは強力な作用がありますので、導入用量の2.5mgでも十分効果が出現する可能性があります。5mg以上に増量する場合は、必ず忍容性を確認してからになります。

5mg以上は慎重に増量します。

リベルサスとの作用の比較(個人的な感想)

院長個人の感想でございますが、リベルサス 7mgよりも、ややマンジャロ2.5mgの方が食欲抑制作用を強く感じました。薬剤同士を比較した試験はございませんが、やはりマンジャロ の作用は相当強いので、使用する人は肥満がある方に限定したほうが良いと考えます。

マンジャロの体重減少作用

SURPASS-1、SURPASSS-2を引き合いに、その作用について紹介します。

SURPASS-1 マンジャロとプラセボとの比較

SURPASS-1: BMI 32、HbA1c約8%の2型糖尿病患者に40週マンジャロを投与し、マンジャロ(チルゼパチド)とプラセボを比較した試験

簡単に言うとマンジャロで治療した患者と使用しなかった患者を比較して、マンジャロを単体の作用を調べた試験

マンジャロ 5mgで-7.0kgの体重減少作用を認められました。リベルサス(セマグルチドの経口薬)では約2-4kgの体重減少作用が関の山だったことを考えると、下から2番目の5mgの用量で既にリベルサス 14mgよりも体重の変化が大きいことがわかります。リベルサスの倍近い体重減少作用を発揮しており、体重減少作用について驚異的なデータを有しています。

SURPASS-2 マンジャロとセマグルチドとの比較

SURPASS-2: BMI 34、HbA1c約8.3%の2型糖尿病患者に40週マンジャロを投与し、マンジャロ(チルゼパチド)とセマグルチド1mg(皮下注)を比較

簡単に言うとマンジャロで治療した患者とセマグルチド1mg(皮下注)で治療した患者を比較し、どっちが優れているか調べた試験

体重減少作用はセマグルチド 1mgよりも期待できる(優れている)

マンジャロは5mg、10mg、15mg全てにおいてセマグルチド(先発品:オゼンピック)1mgよりも有意に体重減少作用を認めています。端的に言うと、マンジャロはセマグルチド 1mgよりも体重減少作用を期待できるというデータですね。マンジャロは既存のGLP-1受容体作動薬を凌ぐ血糖降下作用・体重減少作用があるというデータが示されています。

(小話)同じセマグルチドでもいろんな商品名があります

同じ薬剤(一般名:セマグルチド)でも経口薬、注射があります。経口薬のセマグルチドは「リベルサス」(商品名)です。注射薬のセマグルチドには、オゼンピック(日本の糖尿病薬)、サクセンダ(海外の糖尿病薬)、ウゴービ(肥満症薬)があります。

メディカルダイエット分野では「サクセンダ」(商品名)でよく自費診療で処方されています。サクセンダは日本で承認されておらず最大量が3.0mgという違いがオゼンピックとの違いです。(※オゼンピック皮下注は週1.0mg が最大用量)サクセンダを処方しているクリニックは海外から輸入しています。

なないろクリニックではサクセンダは処方していません。リベルサス、マンジャロで十分だからです。

実際の患者データ(マンジャロ)

マンジャロ(GIP/GLP-1受容体作動薬)について、詳しくはこちらを参照ください。

リベルサスとマンジャロの比較・オススメの人

簡単な比較表を作成しました。リベルサスは経口薬、マンジャロは注射薬であることが大きな違いです。どちらが適しているかはの判断基準として、一つ指標になるのは肥満度(BMI)です。リベルサスは軽度から中等度肥満(BMI 25〜35)、マンジャロは中等度から高度肥満(BMI 30〜40)の人が適していると考えます。

その他のメディカルダイエット薬

リベルサス、マンジャロが中心となる薬ですが、当院のメディカルダイエットでは併用薬(右側の薬剤)を追加して相乗効果を狙います。

  • 脂質の吸収をブロックするオルリスタット
  • 糖質を尿から排出するスーグラ
  • 便中に糖質を排泄するメトホルミン
  • 歴史のある肥満症漢方

ここではごく簡単にスライドでご紹介いたします。ご興味のある方はご覧ください。

オルリスタット

歴史のあるリパーゼ阻害薬です。食事由来の脂質の吸収を約30%抑制します。食事を変えずに脂質をカットしたい人にオススメの1剤です。

スーグラ

尿から糖質を排出する薬です。画期的な薬で、糖尿病以外にも心不全や慢性腎臓病にも使用され、体重減少作用が実証されています。1日1回で長く作用し、食事を変えずに糖質をカットしたい人にオススメの1剤です。

メトホルミン

歴史のある糖尿病の治療薬です。作用機序の全貌がわかっていなかった謎の多い薬でしたが、近年、便中への糖質の排泄が明らかになり、再注目されています。糖代謝に良い作用を及ぼす以外にも、

  1. GLP-1の分泌促進作用
  2. 腸内細菌への影響
  3. がん抑制作用

など、人体に様々な好影響を及ぼしていることが明らかになりつつあります。糖質をカットしたい方、食欲を抑えたい方にオススメです。

肥満症漢方

歴史のある肥満症漢方です。ナイシトールで有名な防風通聖散、むくみに効く防已黄耆湯があります。

価格・料金について

当治療は保険が適応されない、自費診療となります。基本診察料は0円です(処方無しで診察終了の場合は、3000円頂戴します)。発生する費用は、薬代および血液検査料になります。当院では、患者さんに無理に高額なプランをお勧めすることは一切ございません表示されている価格はすべて税込価格ですので、安心して治療をご検討ください。

まずはミニマムがおすすめ

肥満度や治療意欲、ご予算に応じて柔軟に対応できるよう3つのプランをご用意しております。まずは、リベルサスとマンジャロの単剤から開始するミニマムプランを推奨しています。

初回処方例 リベルサス

早く効果を感じたい方は、リベルサス3mgを10日間内服後に、7mgに増量するパターンを推奨しています。

初回処方例 マンジャロ

メディカルダイエット併用薬の価格

これらは、リベルサスもしくはマンジャロに併用した場合の価格です。

プラン別の治療効果のイメージ

身長163cm、体重72kg、BMI 27の女性がメディカルダイエットを行った場合のイメージです。体重の変化を見込むには数ヶ月は必要ですので、メディカルダイエットでは3ヶ月から6ヶ月(最長12ヶ月)かけて目標体重を目指します。併用薬を使用した場合、相乗効果が期待できます。

診療の流れ、ご予約

毎月の診察でInBody測定、副作用チェック、処方薬の調整を行います。安全のため、初月と1ヶ月目に血液検査を行います。

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