当院でのAGA治療案内の前に、お伝えしたいことがございます。
世の中には、注意すべきAGAクリニックが無数に存在します。以下のページにまとめました、「AGA治療初心者」の人は後悔する前に必ず一読ください。
2024.10.17
AGA治療の相場、注意すべきAGAクリニックについて
AGA治療を検討中の方に、お伝えしたいことがございます。以下の3点です。 超高額なAGAクリニックに注意しましょう 安さを強...
相場として月々5000〜15000円程度で、AGA治療薬(日本製)が処方可能です。AGA治療は長期間続けて初めて効果が出てきます。信頼できるクリニックのもと、承認薬(日本製の薬で、厚生労働省が認めたもの)で気長に続けていきましょう。
2024.10.08
AGA治療を提供できない方、注意事項
AGAを提供できない方 以下に該当する方は、AGA治療をお断りする場合がございます。AGA以外の脱毛症の方(円形脱毛症、抜毛症など)は、皮...
下記リンクからアプリをダウンロードし、診療メニュー > AGA外来よりご予約ください
NANAIRO+ はオンライン診療に対応しています。遠方の方や時間に余裕がない方はオンライン診療をぜひご活用ください。
AGAついて
男性型脱毛症はめずらしくない
AGAは男性ホルモンに起因する薄毛のことで、男性型脱毛症とも言われます。(※更年期以降の女性の薄毛の悩みもAGAの関与が示唆されています)
AGAは遺伝的素因が強く、罹患率も高い(日本人成人男性の10人に3人)ものです。疾患というより、生理的現象に近いものです。
AGAを疑う症状
AGAは問診・視診で診断可能なことがほとんどです。見た目の変化がわからない場合は、以下のような自覚症状がないかご確認ください。
- 抜け毛が多くなってきた
- ハリやコシが無くなってきた
- 髪の毛が細くなってきた
- 生え際が後退してきた
このような自覚症状があれば、AGAの初期段階(進行度分類 class Ⅰ)である可能性があります。
実際の頭皮写真
見た目に明らかな変化がなくても、自覚症状がある人は症例写真のように細くて柔らかい毛になっている可能性があります。
原因はジヒドロテストステロン
AGAの原因はジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる、男性ホルモンのⅠ種です。このジヒドロテストステロン(DHT)が前頭部・頭頂部の毛乳頭細胞に作用し、毛母細胞の増殖が抑制され、成長期が短縮されます。
成長期が短縮した結果、太くなる前に抜け落ちてしまう
通常、成長期という毛髪が伸びて太くなる期間は2〜6年ですが、AGAの病態ではジヒドロテストステロンが成長期を短縮させるので、数ヶ月〜1年に短縮します。毛髪が薄くなるのは、毛包がミニチュア化し太く長くなる前に抜け落ちてしまうからです。
AGAは進行性
AGAは進行性です。病態は年々進行し、抜け落ちるスピードも早くなります。進行スピードには個人差がありますが、20歳前後ころから始まり、日本人男性の場合には 20 歳代後半から 30 歳代にかけて著明となり,徐々に進行して 40 歳代以後に完成されると言われています。最終的には、産毛のような毛髪になります。
進行度分類の紹介
ハミルトン・ノーウッド分類は、 AGAの薄毛の進行パターンを分類したものです。今、ご自身がどのステージに該当するのか、ご確認ください。
簡易的な一覧表です。I、Ⅱ型は初期、Ⅲ、Ⅳ型は中期、Ⅴ型は後期、Ⅵ、Ⅶ型は末期と考えましょう。
AGAのまとめ、AGAかな?と思ったら早期治療を
AGAかなと思っても、治療を迷われてるうちに進行してしまう人がいます。AGAは早期治療が大切です。当院が丁寧に診察します。お気軽にご相談ください。
AGAの治療について
ガイドラインで推奨されている3剤
覚えていただきたいのはこちらの3つ
- フィナステリド
- デュタステリド
- ミノキシジル外用薬
AGAへの治療効果が科学的に立証された3剤で、すべてのAGA患者に強く推奨されています。(推奨度A)
参考:日本皮膚科学会ガイドライン 「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」
DHT生成抑制と発毛促進の2種類
ジヒドロテストステロン(DHT)生成を抑制するフィナステリド(F)やデュタステリド(D)、発毛を促進させるミノキシジル外用薬(L)に分けられます。ミノキシジルには内服薬もあります。俗にミノタブ(M)と言われますが、副作用に注意が必要な薬剤です。(後述)
フィナステリド、デュタステリドのどちらか1種類と必要に応じてミノキシジルを併用する、これが治療のスタンダードです。治療の鍵となるのは、原因となるジヒドロテストステロンを抑制するフィナステリド、デュタステリドです。
5α還元酵素を阻害することでジヒドロテストステロンへの変換を抑制
テストステロンが5α還元酵素を介して代謝されることでジヒドロテストステロンが生成されます。フィナステリドやデュタステリドは5α還元酵素を阻害してAGAの原因であるジヒドロテストステロンへの変換を抑制します(5α還元酵素阻害薬)。還元酵素にはⅠ型、Ⅱ型があり、フィナステリドはⅡ型、デュタステリドはⅠ型、Ⅱ型を阻害するという違いはありますが、治療効果はさほど変わらないため、安価なフィナステリドを選択することがほとんどです。
フィナステリド・デュタステリドの副作用・注意点
主な副作用として、かゆみ、蕁麻疹、性欲減退(1%前後)、勃起不全(0.7%)などが報告されていますが、フィナステリドに特徴的かつ重大な副作用はなく、比較的安全に使用できる薬剤と考えています。
その他、以下の方は注意がございます。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある
- 肝機能障害の基礎疾患がある
- 前立腺がん検診(PSA 検査)を受ける予定がある方
- 妊活を考えている方
- 献血を考えている方(1ヶ月間休薬が必要になります。)
割って服用しない、女性は触れない
割って服用した場合の有効性は保証されていません。分割・粉砕しないでください。特に、妊婦、妊娠している可能性のある婦人、授乳中の方は手を触れないよう保管ください。〔〔妊娠中の女性が分割・粉砕した本剤に接触すると、薬理作用(ジヒドロテストステロン低下作用)により、男子胎児の生殖器官などの正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。〕
2024.11.03
【医師解説】フィナステリドについて。服用ポイント、作用・副作用、データ、注意点等について
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ミノキシジルの2つの作用
ミノキシジルは毛母細胞を刺激します。成長期の毛髪を刺激する成長維持作用、休止期の毛髪を成長期に移行させる発毛促進作用を有します。
外用薬(リキッド)と錠剤(ミノタブ)
外用薬(L:リキッド)は患部に直接作用するので副作用が軽微ですべての患者に推奨されます。ただ、効果を実感するには少なくとも4ヶ月の使用が必要です。とても良い薬ですが、効果が出る前に「効かない」と誤解して中止してしまう人がいることが問題点です。
一方、ミノタブは、元々降圧薬として開発中に発毛の副作用が確認された薬です。血圧低下、動悸、浮腫、頭痛、ほてり、心不全などの副作用が懸念される薬であったため、降圧薬としても使用されなくなりましたが、発毛薬として世界中で転用されています(未承認薬といって海外から輸入する他ない薬です。当院ではノキシジルタブレット(ロニテンジェネリック)を輸入しています。)。早い人は1〜2ヶ月で効果を実感するため人気があるのですが、多毛症の副作用もあります。
どちらを選ぶべきか(なないろクリニックの方針)
AGA治療は長期にわたります。安全性・効果を重視し、ミノキシジル外用薬(リキッド)を推奨します。
承認薬かつ安全なミノキシジル外用薬がある以上、価格の安さと錠剤のほうが続けやすい以外の理由でミノタブを選ぶ理由はないと考えています。
2024.11.02
ミノキシジルについて医師が解説。ミノタブと外用薬の違い、おすすめ、作用・副作用について
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処方プランと料金
当治療は保険が適応されない自費診療となります。当院では、患者さんに無理に高額なプランをお勧めすることは一切ございません。当院は明朗会計で財布にもやさしい医療を心がけております。すべて税込価格ですので、安心して治療をご検討ください。
料金の前に伝えたいこと
具体的なプランと料金に入る前に伝えたいことがあります。
- AGA治療は年単位で時間がかかります
- 無理のない範囲で治療を続けましょう
- ジェネリック医薬品を知ろう
AGA治療は時間を要します。効果を実感するのに最低半年、目に見える変化が現れるまで最低1年かかると覚悟しましょう。AGA治療を続けていくほど毛周期が正常化した毛髪の割合が増えるので、長く続けるほど効果は実感しやすくなります。(毛周期が正常化し、生え変わるのには数年かかるため)
AGAは治る?服薬中止したらどうなる?
AGAは体質に由来するため、根本的に治癒することありません。ある程度髪が元気になったところでやめてしまう人がいます。服薬を中止した場合、ジヒドロテストステロンがまた悪さをして、治療前の状態に徐々に戻り、さらに進行をします。何歳まで治療を続けるのかに正解はありません。( 何歳まで髪の維持をしたいかは、個人の考えによる)
治療には時間がかかることを理解し、無理のない範囲で続けていきましょう。
ジェネリック医薬品を採用しています
長く続けるためには費用も重要です。従来プロペシア、ザガーロなどの先発品しかなかった時代では、費用が高くついていました。当院では同等の効能で安いジェネリック医薬品を採用しています。医薬品卸を介さず、メーカーから直接仕入れているので、低価格が可能となりました。
進行度別 治療プラン
治療の選択では以下のように考えます。
- フィナステリド(もしくはデュタステリド)は最重要
- 費用が許す限りミノキシジル併用が望ましい(外用薬 > ミノタブ)
- 早期( I、Ⅱ型)はフィナステリド単剤で治療経過見るのも可
各プラン別の月額費用です。「まずは1ヶ月試してみたい人」の月額費用です。
薬品別・プラン別 長期処方価格の案内
長期処方では割安価格を設けています。お伝えした通り、AGA治療は長期にわたるため、1ヶ月毎に薬の処方を受けるメリットはあまりありません。
受診回数も少なくなります。長期処方を是非ご利用ください。
診察に関わる料金
基本診察料は頂いておりませんが、処方がなく診察のみで終了した場合は、診察料3,000円頂戴しています。
血液検査のお願い
対面診療の方には、血液検査をお願いしております。初回は必須で、2回目は次回再診時を予定しています。(※処方薬や初回の結果によって変動する場合もございます)※オンライン診療は血液検査を省略
2022.12.02
自費診療における血液検査のお願い
当院の自費診療では、糖尿病、心、腎疾患に関連する医薬品を用いますので、そのようなお薬を処方する診療に関しましては、血液検査を必須とさ...
オンライン診療の場合は、基礎疾患の有無の申告や健康診断等での病院受診勧告がないことを前提として、投薬にあたって問題がないと判断した方に限り処方をいたします。問診で病院受診を勧める方や初診での診療をお断るする場合もございます。予めご了承ください。
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ミノキシジル錠 5mg (ミノタブ)について[医療広告ガイドライン- 限定解除-]
未承認医薬品等
ノキシジル 5mg(一般名:ミノキシジル)は、AGA治療目的での処方は国内では承認されていません。入手経路等
T.O.CHEMICALS社で製造されたノキシジル(一般名:ミノキシジル)を当院で個人輸入しています。参考サイト:「個人輸入において注意すべき医薬品等について」
国内承認医薬品等の有無
ノキシジル(一般名:ミノキシジル)と同成分かつ同形状(錠剤)の医薬品は国内で承認されておりませんが、同成分かつ外用薬は第1類医薬品として、「ミノキシジル外用薬 5%」が承認されています。諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において発毛の治療薬として使用されていますが、長期的な安全性は評価されておらず、長期的な使用により重大な副作用(うっ血性心不全)など懸念されます。また、高用量のミノキシジル錠も販売されており、個人の忍容性を超えた服用が危険視されています。医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。