高血圧治療に必須なのが家庭血圧計です。医師から「血圧計を買って、家庭血圧を測定してください」と言われるかと思いますが…
- 血圧測定の方法がよくわからない
- 測定するたびにばらばらで不安になる
などの声をいただきます。診察室では測定の方法までゆっくりお伝えはできないので、この記事では家庭血圧の測定方法やそのコツについて解説していきます。
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血圧測定の準備
まずは血圧計の準備、上腕式血圧計を購入しましょう
手首カフ式は手首の高さによって血圧が上下するため、毎回の測定条件を揃えて血圧を測定することが難しく、家庭用血圧測定機器としても推奨されません。ご家庭でも上腕式の医用電子血圧計での測定を推奨します。
腕帯(カフ)の巻き心地は、指1〜2本入るくらいが目安です。
手首式を使用する場合は、測定方法を一定に
もし既に手首式を所有している場合は、手首の位置が心臓と同じ高さになるように枕を敷くなど、毎回の血圧測定が一定になるように工夫をして測定しましょう。
日々の血圧測定という大切な習慣において、精度は外せません。測定精度が担保されない「本当は目標血圧をクリアしているのに、見かけ上高くなってしまって薬が増えてしまう」(またはその逆)ことになり得るため、よろしくありません。
家庭血圧の計測方法
次に、測定方法について解説します。
測定タイミングは「朝・晩の原則2回ずつ」です。
[測定のポイント]
朝: 起床から1時間以内に、排尿を済ませ、お薬を飲む前、そして朝食を食べる前に測りましょう。
就寝前: お布団に入る前に、測ります。お風呂の直後は血圧が変動しやすいので、30分以上あけてからがベストです。

リラックスした状態で2回測定しよう!
血圧計を巻いてすぐにボタンをポチッ!…これは少し気が早すぎます。 座ってから1〜2分間、何もせずにぼーっとリラックスしてみてください。深呼吸を数回するのもいいですね。この「ちょっとした休憩」を挟むだけで、体温や心拍が落ち着き、「本当の血圧」が見えてきます。
リラックスした状態で血圧を測定することがとても大切です。
そして測定の回数ですが、原則2回測定しましょう。その2回の平均値を記録するのが基本です。大抵の場合、1回目が高く出ることが多いです。2回目の血圧が本来の家庭血圧を表していると私は考えています。
気軽に記録してください!
血圧は、ちょっとした緊張や動作で20〜30くらいは簡単に上下します。「今日は昨日より高い!」と一喜一憂しなくて大丈夫です。
私たち医師が知りたいのは、その時の一回きりの数値(点)ではなく、数日〜数週間を通した「平均的なトレンド(線)」です。高い数字が出たときも、「今日は少し疲れているのかな」くらいに捉えて、正直に記録に残しておいてください。
血圧測定を習慣化しよう
まずは血圧を測定する毎日に慣れることから始めましょう。血圧計を買って、測定しやすい場所においてみましょう。「いただきますの直前に測定する」などのルーティンと決めておくのも良いかもしれません。記録方式は何でも良いです。紙でも良いですし、今は自動でグラフ化してくれるスマホアプリもたくさんあります。
血圧測定を続けると、体の変化に気づけたり健康意識が高まったり良い影響を与えることも良くあります。
高血圧は珍しいものではありません。年齢とともに血圧は上昇し、治療が必要となるケースが増えます。高血圧の治療はお気軽にご相談ください。
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