当院では2型糖尿病の治療に力を入れています。このページでは「糖尿病の人にマンジャロを使用したら血糖値、体重はどう変化したのか」について実際の症例を厳選して紹介します。

以下の注意点について、ご確認ください。
- 紙面の関係上、併用薬や検査データ等に関しては網羅的に記載はできておりません。
- 治療の成果は個人差があり、保証するものではありません。
- 自己判断で服薬、注射を止めず治療方針は必ずかかりつけ医の指示に従ってください。
マンジャロは2型糖尿病に適応があります。食欲抑制、体重減少効果が高いため「肥満を伴う2型糖尿病患者」に良い適応になります。※患者背景は様々です。処方には医師の診断・判断が必須になります。

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その1 リベルサスからマンジャロに変更し、体重も脂肪肝も大幅に改善
30歳代男性、173cm 109.2kg(BMI 37.1)の高度肥満合併の2型糖尿病患者です。元々は、他院でリベルサス(経口 GLP-1受容体作動薬)を使用して治療を行っていましたが、治療不十分な状態でした。転居のため当院での治療に切り替えられました。
リベルサスをマンジャロに変更し、適宜マンジャロを増量した結果、6ヶ月で-10.6kg、HbA1cは7.9%(初診時)から5.1%(6ヶ月後)まで改善しました。

脂肪肝による慢性肝障害の値も大幅に改善し、正常化しました。
| 単位は(U/L) | 2025年7月 | 2025年12月 |
| AST | 79↑ | 24 |
| ALT | 93↑ | 24 |
| Γ-GTP | 72↑ | 41 |
その2 2年前から糖尿病治療をしているが…太る一方で血糖値も良くならない
40代女性、158cm、104.1kg(BMI 41.7)の方です。約2年前から糖尿病治療をしていますが、怪我の影響で体重は増加する一方で血糖値も良くなりません。医者に相談しても薬変更がありませんでした。マンジャロについて調べているうちに、当院を知り受診しました。
前医の処方を確認すると、内服薬1種類のみの処方でした。その1剤では血糖コントロール不良でしたので、本来ならば治療強化すべきところを放置されていた状況でした…
この方は、高度肥満を合併する2型糖尿病患者でしたので、体重減少作用のあるSGLT2阻害薬、およびマンジャロを導入したところ、みるみると改善してきました。体重は6ヶ月間で約30kg減少し、HbA1c7.7%(初診時)と血糖コントロール不良だった糖尿病が、4.6%(2026年1月)と改善しました。
「思い切って病院を変えてよかった」と何度もおっしゃっていました。
その3 他院で治療していたが…マンジャロを希望し当院へ
40歳代男性、166cm 90.1kg(BMI 32.7)の方です。糖尿病の治療を他院でしていましたが、HbA1c が9%台と高値にも関わらず、薬が変わらなかったとのことでした。ご自身で調べ「マンジャロ」のことを担当医に尋ねましたが、高齢のためか「よく知らない」ということで、処方薬が変わりませんでした。色々調べられて福岡市天神にある当院を受診されました。
初診時は内服薬1種類で、空腹時血糖374mg/dL、HbA1c 9.7%と血糖コントロール不良の状態でしたが、SGLT2阻害薬及びマンジャロの導入することで、7ヶ月間で10.5kg減量し、HbA1cは9.7%から5.3%まで速やかに改善していきました。
HbA1cの推移をグラフで示します。

[治療不十分な糖尿病患者は実は多い]
この症例のように、通院しているのに治療が不十分で血糖値が高いままの人は、実は結構いらっしゃいます。そのままでは、合併症(失明、腎障害、感覚障害など)のリスクが高いままで、よろしくない事態です。合併症予防のため、HbA1cは7%未満を治療目標とすることが多いのですが、様々な理由で治療目標を達成できない人もいるのも確かです。しかし一方で、「昔の治療」を継続してしまっているがために、血糖値が高いままの状態になっている可哀想な人がいるのも事実です。
ここ十数年で糖尿病の治療薬も選択肢が大きく増えています。「肥満を合併している」、「内服薬では血糖コントロール不良である」等の糖尿病患者さんにマンジャロを導入することで、大きく改善することもあります。お気軽にご相談ください。

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その4 飲み薬からマンジャロに切り替え
50代男性 169cm87.5kg(BMI30.6)の患者さんです。初診時2024年10月は食後血糖343mg/dL、HbA1c 9.6%と糖尿病型で、SGLT2阻害薬で治療開始しました。その後メトホルミンを追加し、体重は約6kg減少しましたが、HbA1c 7.6%と目標の7%未満を下回らなかったため、2025年8月マンジャロを追加しました。その後、速やかに血糖コントロール改善し、導入3ヶ月後には内服薬2種を中止しても良好な血糖コントロール(血糖値99mg/dL、HbA1c6.1%)となりました。

HbA1cの推移
追加後、体重はさらに1kg減少し、約80kgに落ち着きました。

次の2つは高血圧も改善した症例です。
その5 マンジャロで10kg体重減、200超えていた血圧も正常化した
40歳代女性158cm70kg(BMI 28)糖尿病の家族歴があり、健康診断で空腹時血糖 147 mg/dL、HbA1c 7.1%の糖尿病型を認め、2型糖尿病として治療を開始しました。SGLT2阻害薬+マンジャロで治療を行い、体重は10.5kg減りました。BMIは28から24に変化し、標準体型になりました。

また、上の血圧が200を超える高度な高血圧を合併していましたが、降圧薬を使用し正常血圧(上の血圧が120未満)まで改善しています。
マンジャロで体重を減らすことで血糖値だけでなく高血圧改善にもつながります。
その6 高度肥満に伴って糖尿病、高血圧を発症
40歳台、女性 150cm、79.6kg(BMI 35)の方です。
元々40kg台の標準体重が、年々体重増加し高度肥満(BMI35)まで達し、糖尿病を認めため治療開始しました。(糖尿病、脳卒中、癌の家族歴あり)

SGLT2阻害薬+マンジャロで1年間で-11.2kgの減量を達成し、HbA1cは6.4%→5.3%に改善しました。また中等度の高血圧(収縮期血圧 160以上)も合併していましたが、減量によって降圧薬を使用せずとも、110程度の正常血圧に改善しました。
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その7 フルリモート勤務で体重増加
30代男性の人です。
これまでの健康診断では「血糖値は要注意」だったが、コロナ禍でフルリモート勤務に変わり、間食が増えた。体重も増加し、2024年2月空腹時血糖 199mg/dL、HbA1c 7.7%と糖尿病型を認め、治療開始しました。

7,5mgまで増量し、体重は9kgほど低下しました。増量を提案しましたが、本人希望で継続治療を行っています。HbA1cも7.7%(2024年2月)→5.6%(5月)に改善し、目標値をクリアできています。
まずはBMI 35である94kgを目指して治療を継続しています。「睡眠時無呼吸症候群」も合併しており、こちらも減量によって改善が見込めます。
その8 薬がなくても血糖値は正常化!しかし治療中断がもったいない…
30代男性 176cm118kg(BMI 38.1)の高度肥満のある患者さんです。糖尿病診断後に、メトホルミンを導入、翌月にマンジャロ2.5mgを導入しました。目標体重は77kgに設定し治療を開始しました。その後、体重も-13.6kg(118.0kg→104.4kg)と大きく減量し、HbA1cは 8.0%(2月)→7.1%(3月)→ 6.2%(4月)と着実に改善しました。
2ヶ月間で大幅に改善し、かなり良い経過でしたが…4月以降は受診が途絶えてしまいました…。

マンジャロを使用した期間はたった8週間でありましたが、本人が食事に問題意識をもち、食習慣を大きく変えた結果、血糖値も体重も大幅に改善しました。その後、こちらから連絡を行い、悪化していないかの確認で、10月に再度受診いただきましたが、体重は101kgと減量傾向で、HbA1cも5.5%と正常化していました。
この人の場合は、血糖値に関しては改善しましたが、脂肪肝由来の慢性肝障害や、高度な肥満は残存していました。ですので、マンジャロを投与しながら継続継続治療していただきたいと考えていましたが、やはり10月の再診以降は受診が途絶えました。
以上、糖尿病外来においてマンジャロを使用した場合の経過を厳選して紹介いたしました。マンジャロは血糖降下効果も高く、肥満解消も期待できるとても有用な新しい糖尿病治療薬です。
糖尿病を専門としていない診療所では、マンジャロの処方が控えられるケースを多く耳にします。肥満で悩まれている2型糖尿病の方、内服薬では良好な血糖コントロールが得られていない方など、マンジャロが使用できる場合がございます。※処方には医師の診断が必要です。
マンジャロが気になる方は、お気軽に当院まで受診ください。
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