不眠症

寝酒は良質な睡眠の妨げになります

寝付けないからお酒を飲んで寝る(寝酒)をしたことがあるひとも多いのではないでしょうか?

不眠症は、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒などの症状が3ヶ月以上続き、日常生活に支障をきたす状態を指します。日本人成人の約20%は慢性的な不眠に悩まされているといわれ、その原因の一端にアルコールの影響も無視できません。

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9673082/

アルコールには一時的には寝つきを良くする効果がありますが、アルコール濃度が減弱すると、逆に眠りが浅くなり頻繁に目が覚めるようになり、睡眠の質を悪くします。

寝酒を続けていると、徐々に体が慣れてしまい効かなくなります。一方、お酒がないと寝れなくなる「アルコール性不眠」の原因になります。休肝日に眠れないのはアルコール性不眠に陥っている可能性もあり要注意です。

アルコールを飲むと一時的に寝つきが良くなりますが、 眠るための飲酒は逆効果です。

睡眠は「入眠」「維持」「質」の3つの要素で成り立ちますが、酒はこのすべてを乱す可能性があります。すなわち、アルコールは眠りの質を下げ、中途覚醒を起きやすくし、不眠の原因にもなる睡眠の敵です。

結論:睡眠を改善する目的で、睡眠薬代わりに寝酒を用いることは止めましょう。

またアルコールは肥満、肝障害、不眠、依存症など様々な病態のリスクになります。またうつ病、睡眠時無呼吸症候群などの疾患が背景にあり不眠症に陥ってる場合もあるので、自己判断せず、医療機関への受診をしましょう。

参考:https://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf

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