糖尿病

マンジャロの打ち方|初めての方でも安心!正しい自己注射のステップを医師が解説

糖尿病診療、メディカルダイエット領域で大変需要のあるマンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、週1回の注射製剤です。注射というと「難しい」印象を持たれるかもしれませんが、マンジャロはアテオスという非常に優れた自動注入機能をもったデバイスを用いるため、初めての方でも簡単に注射可能になります。

このページでは、マンジャロの打ち方について、クリニックで実際に指導する際の言葉をイメージしながら、わかりやすくお伝えします。

マンジャロの注射薬について

アテオス®で初めての人でもらくらく注射

デバイスについて説明します。

マンジャロは「アテオス®」というイーライリリー社の特許取得された専用デバイスを用いて注射します。この「アテオス」が非常に優秀です。従来の注射製剤は、「針をつける・単位を設定する・空打ちをする」などの手間があります。マンジャロは1回分の薬と針があらかじめセットされた状態で作られており、簡単3ステップで注射が完了します。

自動注入機能搭載で更に楽ちん
当てて押す、から「アテオス」と命名されました。

デバイスは使い切りで、次の注射は新しいマンジャロを開封します。週に1回の注射製剤ですので、注射手技も簡単なので治療に負担が少ないと感じます。

デバイスのまとめ

  • 用量・針がセットしてあるため、開封しすぐに使用できる
  • 自動注入機能があるため、ボタン押したら完了までスムーズ
  • 1回使い切り製剤で、使用したアテオスは再利用不可

週に1回の注射製剤

週に1回投与します。忘れないように毎週同じ曜日に投与しましょう。朝昼晩いつでも投与可能で、食前/食後など食事のタイミングも問いません。

「マンジャロといっしょに目指すHbA1c」より引用 イーライリリー社

注射部位について

脂肪がある腹部、太ももなどに注射可能ですが、安定性からお腹を推奨しています。全く同じ場所に投与しないように、左右・上下と打つ場所を毎週少しずつ変えて打つようにしましょう。

「マンジャロといっしょに目指すHbA1c」より引用 イーライリリー社

実際の注射手順の解説

注射に入る前に準備を行います。

注射は準備が大切

  1. マンジャロの用量を確認し、間違っていないことを確認
  2. 消毒綿
  3. クリニック等から案内された注射手順書を手元に置く

マンジャロと消毒綿があれば準備は完了です。マンジャロの注射はやり直しが効かないので、注射前に手順書などで確認しながら正しい順序で行いましょう!それでは実際の手順を確認していきます。

【ステップ1】灰色のキャップを外す

「マンジャロといっしょに目指すHbA1c」より引用 イーライリリー社

 

必ず灰色のキャップを外してください。これをしないと針が露出されないので、注入ボタンを押しても針が部位に刺さらず失敗してしまいます。

【ステップ2】皮膚に当ててからロックを解除

注射部位を消毒し、デバイスの底面(針が出る側)を軽く押し当ててから、上部のロックを回し解除します。

「マンジャロといっしょに目指すHbA1c」より引用 イーライリリー社

注入ボタンを押す直前にロックを解除してください。

【ステップ3】注入ボタンを押したらそのまま待つ

「マンジャロといっしょに目指すHbA1c」より引用 イーライリリー社

注入ボタンを押したら、自動注入機能が始まります。しかし、完了までに数秒かかるため、すぐに皮膚から離さないでください。「2回目のカチッ」が聞こえたら離してもOKです。

最初のうちは「注入ボタンを押して10秒待ってから離す」でもOKです。

動画による解説

イーライリリー公式HPの患者向け動画のうち、注射・保管方法について抜粋した動画が下になります。

院長(私)が実際に注射を行って、注意点やよくある失敗について解説した動画をYoutubeにUPLOADしています。

不安な方は視聴ください。

よくある失敗

よくある失敗は以下のとおりです。

  1. 灰色のキャップを外さなかった
  2. 皮膚から離してロックを解除してしまった
  3. 注入ボタンを押してすぐ皮膚から離してしまった
  4. 凍結させてしまい薬液が出なかった

1〜3は、手順を守らなかったゆえの失敗です。灰色のキャップを外さないと針が刺さりません。ロックは必ず注入ボタンを押す前に解除しましょう。ロック解除して机の上において、消毒してなど…解除後に動作を挟むと、どこかで「注入ボタンを誤って押してしまい空中で噴射」という事故が起きます。皮膚に当てて押すを徹底しましょう。3は完了まで数秒かかるのを待たずに離してしまったという失敗で理解不足です。注入後10秒待って離すと徹底すれば失敗しません。

4の凍結は、保管方法が適切ではなかった場合に起こります。次で説明します。

保管方法

マンジャロは冷蔵庫の「扉側」で保管しましょう。凍結回避のため、冷気の吹出口を避けてください。凍ってしまうと注射失敗、または失活してしまう可能性があります。また熱にも弱く、高温・直射日光などによって失活して薬剤が無効になってしまいます。持ち出す場合は30℃以下の室温で保管可能(最大21日まで)です。

冷蔵庫の扉側で保管しましょう

よくある不安とQ&A

Q. 注射は痛いですか?

A. 針が非常に細いため、痛みはほとんどありません。29G(ゲージ)という針の細さで、一般的な採血針よりも細いです。チクッとする程度か、何も感じないという方が多いです。冷蔵庫から出した直後に注入すると冷たさから痛みを訴える方もいますので、「30分前に冷蔵庫から出す」ことを守れば、さらに痛みは軽減されます。

採血が極端に苦手で拒否反応を示す人にもマンジャロを導入したことは何度もありますが、皆さん大したこと無かったとおっしゃられています。痛みがゼロになることはなりませんが、注入時間も数秒です。

今まで痛みが原因で中止に至った例は経験していません。

Q. いつ打てばいいですか?

A. 1週間のうち、ご自身の決めた曜日であれば何時でも大丈夫です。食事の前でも後でも効果に影響はありません。忘れにくい「土曜日の朝」などのタイミングを決めるのがコツです。

Q. 打ち忘れたらどうすればいいですか?

A. 次回投与までの期間が3日間(72時間)以上であれば、気づいた時点で直ちに投与し、その後はあらかじめ定めた曜日に投与しましょう。次回投与までの期間が3日間(72時間)未満であれば投与せず、次のあらかじめ定めた曜日に投与すること。2回分を一度に打つことは絶対にやめてください。

Q. 針を刺した後に血が出ても大丈夫ですか?

A. 少量の血や透明の液が出ることがありますが、心配ありません。軽く押さえて止まります。問題なく薬は吸収されています。

以上になります。

マンジャロの自己注射は、最新のデバイス「アテオス」のおかげで、どなたでも安心・安全に行えるようになっています。最初は緊張されるかもしれませんが、2〜3回繰り返せば、多くの方が5分もかからずに完了できるようになりますよ。
なないろクリニックでは糖尿病の方で、飲み薬から注射薬(マンジャロ等)に変更になった方、メディカルダイエットでマンジャロを選択された人など、丁寧に指導し、疑問点や不安に寄り添います。

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