年中くしゃみや鼻水、鼻づまりが続く…そんな「通年性アレルギー」でお悩みではありませんか?
その原因はダニアレルギーかもしれません。
ダニアレルギーは、日本で非常に多いアレルギー疾患のひとつであるにも関わらず、適切な対処法を知らずに、症状に苦しんでいる人がたくさんいます。このページでは、通年性アレルギーの主な原因であるダニアレルギーに焦点をおき、効果的な対策や治療法について解説していきます。
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ダニアレルギーとは?
ダニアレルギーとは、家の中に生息するダニ(主にチリダニ)の死がいやフンを吸い込むことで起こるアレルギー反応です。ダニアレルギーから、通年性アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎などが引き起こされる可能性があります。
通年性アレルギー性鼻炎の主な原因
通年性アレルギー性鼻炎は、スギ花粉に次いで患者数が多いアレルギー疾患と言われていて、アンケート調査の結果、日本人の24.5%の人が通年性アレルギー性鼻炎であることがわかりました。(鼻アレルギー診療ガイドライン2020年)
引用:「見つけよう! あなたに合った治療法」 鳥居薬品株式会社
そして、その通年性アレルギー性鼻炎の主な原因アレルゲンはダニです。
ダニアレルギーの原因
日本には数多くのダニが生息していますが、ダニアレルギー性鼻炎の原因となるダニは、ヤケヒョウヒダニやコナヒョウヒダニが代表的です。これらは家の中に生息するダニで、チリダニと称されることもあります。体長は約0.3-0.4㎜で肉眼でみることはほぼ不可です。そのダニの死骸やフンが乾燥し、小さく粉々になって空気中に舞い上がりアレルゲンとなり、私たちは吸入します。
アレルゲンはダニそのものではない。乾燥し粉々になったダニの死骸や糞がアレルゲン。
ダニアレルギーの症状
ダニ由来のアレルゲンが鼻や目の粘膜、気道に付着すると、IgE抗体が反応してヒスタミンなどの化学物質が放出され、炎症を引き起こします。結果、鼻炎症状として現れて私たちを苦しめます。
アレルギー性鼻炎の症状
アレルギー性鼻炎の主な症状は鼻水(鼻汁)、くしゃみ、鼻閉(鼻詰まり)です。花粉症などの他のアレルギー性鼻炎と症状は同じです。

引用:「見つけよう! あなたに合った治療法」 鳥居薬品株式会社
サラサラした透明な鼻水が特徴的です。症状がひどい場合には、喉のイガイガ、倦怠感、頭重感、咳なども伴い、風邪の初期症状と間違われることがあります。「かゆみ」を伴うことが風邪の鼻水との相違点です。また眼の痒み、充血等の(アレルギー性結膜炎)を伴えば、鼻炎でしょう。
気管支の奥までアレルゲンが到達すれば、喘息を生じる恐れがあったり、アトピー性皮膚炎の人は皮膚症状が悪化するおそれがあります。
ダニアレルギーが悪化する時期・タイミング
通年性で症状が出るダニアレルギーですが、実は「秋ごろ」「季節の変わり目」に悪化しやすいんです。その理由はダニの生態サイクルにあります。前述の通り、ダニは高温多湿の環境で繁殖が盛んになり生きた個体数が爆発的に増加します。しかし、秋頃になると湿度が下がり、乾燥に弱いダニは一斉に死にます。ダニアレルギーは「ダニの死骸やフン」なので、粉々になったこれらが室内に舞い、症状が最も出やすくなります。
「年中鼻詰まりを自覚していて、秋(季節の変わり目)にひどくなる」そういった人はダニアレルギー性鼻炎かもしれません
ダニアレルギーの診断
ダニアレルゲンは目に見えません。確定診断として、下に紹介する検査が有用です。
なないろクリニックでは「View39」という39項目のアレルゲンに対する特異的IgE抗体価を測定する検査が可能です。内科でもできるアレルギー検査です。※血液検査です。小児不可
| 吸入アレルゲン | ダニ、ハウスダスト、スギ、ヒノキ、ハンノキ、ブタクサ、ヨモギ、イネ猫、犬など |
| 食物アレルゲン | エビ、カニ、小麦、そば、キウイ、りんご、卵白、大豆、サバなど |

詳細はこちらを参照ください。
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ダニアレルゲンへの効果的な対策
ダニアレルゲンは除去が大切です。ダニについて理解を深め、効果的な対策について紹介します。
チリダニについて
ダニには数多くの種類がいますが、家の中に生息するダニをチリダニと称します。
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チリダニ(イメージ)
| 主な種類 | ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ 体長 0.3-0.4 mm |
| 生息場所 | カーペット、ベッド、枕、布団、ソファー、畳など |
| 餌 | フケやアカ、ホコリなど |
| 寿命 | 好条件下で3カ月~1年 |
| 繁殖 | 6月から10月の暖かく湿度の高い梅雨から夏にかけて |
ダニが繁殖する環境、場所
ダニは高温多湿を好み、「湿度60%以上、温度25〜30℃前後」で繁殖しやすくなります。
布団、枕、カーペット、畳などが主な生息場所です。
ダニの駆除は無理。アレルゲンを除去する
ダニはとても小さな生き物でホコリやチリとともに移動し、屋内に入ってきます。また衣類や販売物などあらゆるものから入り込む余地があるので、家にダニの侵入を防ぐ、または住居内からダニを完璧に駆除することは難しいです。ですので、ダニ対策は「ダニ駆除」ではなく、アレルゲンの除去が重要です。
ダニアレルギーに対する具体的な対策
ダニ対策の基本はこまめな清掃と定期的な乾燥です。
引用:「シダキュア・ミティキュアによる治療をはじめる患者さんへ」 鳥居薬品株式会社
1年を通じてこまめに掃除機をかけ、餌となる人の垢やフケを取り除きましょう。また、ダニアレルゲンの温床となる布製の家具を置かないようにしましょう。寝具をこまめに洗濯、掃除機をかけ、ダニアレルゲンを取り除きます。ダニを繁殖させないためにも、梅雨〜夏の時期は乾燥機がけと湿度コントロール(除湿)を徹底しましょう。
ポイントをまとめます。
- 床の掃除機がけは毎日が望ましい。(難しい場合は、3日に1回程度。ゆっくり丁寧にかけましょう)
- 布製品のソファ、ラグ、ぬいぐるみなどを置かない。
- 畳をフローリングに変える
- ペットを寝室に入れない
- 週に1回程度、寝具にゆっくりと丁寧に掃除機がけをする
- 寝具やカバー・シーツはこまめに洗濯(目安:1週間に1回以上)
- 寝具も掃除機がけをする
- 布団は定期的に乾燥機にかける(布団乾燥機やコインランドリー)
- 乾燥機にかけることが、難しければ天日干し
- ダニが通過できない高密度繊維の寝具カバーやシーツを使用する
- 梅雨〜夏は除湿を使用し、湿度を50%を程度に抑える。
- ダニが繁殖する夏から秋にかけて特に力を入れて清掃・乾燥をする。
治療薬について
一般的な抗アレルギー薬を使用します
ダニアレルギー性鼻炎、結膜炎等に関しては、一般的なアレルギー、鼻炎で使用する薬と変わりありません。鼻詰まりがひどいのか?など症状の分布に応じて、抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、点鼻薬などを組み合わせて処方します。
喘息症状、アトピー性皮膚炎などの症状は、それぞれの専門科での治療を推奨します。
舌下免疫療法も適応
ダニアレルギー性鼻炎に関しては、「舌下免疫療法」も適応になります。確定診断が必要で、治療は数年要しますが、根本的な症状を和らげる可能性がある治療法です。
以上になります。
症状でお困りの際は、一度なないろクリニックにご相談ください。
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