アレルギー性鼻炎とは

アレルギー性鼻炎は、アレルゲンを吸入し、鼻や目の粘膜においてアレルギー反応が起こることで、鼻粘膜・目の結膜が腫脹、分泌物が増え、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、目の掻痒感(かゆみ)などの症状を引き起こす疾患です。アレルゲンには、花粉(スギ、ヒノキなど)、ペット、家虫、ダニ、繊維などがあり。吸入性抗原であることが特徴です。

鼻症状は鼻汁、くしゃみ、鼻閉

アレルギー性鼻炎の主な症状(3主徴)は、鼻水(鼻汁)、くしゃみ、鼻閉(鼻詰まり)です。この内、くしゃみ・鼻漏の程度は強く相関します。

目のかゆみも症状の一つ

「鼻炎」とは称していますが、これらの3症状に加えて、目の症状(かゆみ)も代表的な症状です。

検査

アレルゲンを調べたい方にView39アレルギー検査

アレルギー疾患ではアレルゲンを検索・把握することが大切です。特にアレルギー性鼻炎では、原因となる吸入性抗原を除去、回避することが重要になります。しかし、症状だけでは何が原因アレルゲンなのかわかりません。そこで当院では、Viewアレルギー39検査をご用意しています。(※要 血液検査。オンライン診療不可)View39検査では、アレルギーの原因となることが多い39項目のアレルゲンに対する特異的IgE抗体価を血液検査で調べることが可能です。

吸入抗原の推定に有用です。
結果は視覚的にもわかりすく、人気の検査です。蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、喘息、アレルギー体質の方、一度検査を受けられることをお勧めします。

治療

内服薬で鼻症状を抑える

抗ヒスタミン薬と点鼻薬で鼻の症状を抑えます。中には、眠気の副作用が出る薬がありますので、丁寧に問診し一人ひとりの症状に合わせて処方を行います。

【処方薬の比較(一例)】

抗ヒスタミン薬には相性もありますので、一つのものが効果が乏しい場合であっても、変更すると著明によくなることをよく経験します。

これまでの花粉症の薬が合わなかった方、眠気が出た方、初めての方は医師にご相談ください。

点眼薬について

目がかゆい症状の、アレルギー性結膜炎を発症している方には、点眼薬がおすすめです。点眼薬を選択する上で

  1. コンタクトを常用しているか
  2. 1日4回点眼が行えているか

を考えます。点眼薬の多くは、防腐剤が含まれているため、コンタクトを外した上での点眼をする必要があります。しかし、実際は難しい方もいらっしゃるため、そのような方には防腐剤フリーの点眼薬をおすすめします。また、日中忙して1日4回の点眼が難しい人は、1日2回の点眼をおすすめします。まとめた表が下になります。

1日2回点眼が良い方は「アレジオンLX点眼液 0.1%」、コンタクトを常用する方で1日4回点眼でも気にならない方は「アレジオン点眼液 0.01%」、それ以外(コンタクトを使用しない、1日4回点眼)の方は、アレジオン以外の点眼液(例えば、パタノール点眼液)をおすすめします。

診療の詳細はこちらを参照ください。

市販薬で改善しない場合は、我慢せず処方薬をお試しください。

予約について

CLINICSアプリによる予約をお願いしています。(予約なしでの受付、電話予約も可能ですが、来院後に問診票に回答頂きます。)

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診療メニュー

予約可能な診療メニューです。(時期によって変動があります)

  • 内科外来(糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、健診異常)
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